目的に応じたくりっく365の使い分けを

もっとも、店の電気使用量の20%強が照明で占められており、2004年からは蛍光灯の節電対策の検討が始まった。
Sでは電気料金の8割を本部が、残りの2割を加盟店側が負担することになっている。 節電が実を結べば本部、加盟店ともに潤う仕組みになる。
まずは照明能力が最大で1400ルクスから1500ルクスまで高められる高性能の蛍光灯に切り替えた。 高性能の照明をフル稼働させずに使用すると、電気使用量が少なくなり900ルクスで照らすことが出来るという。
また、出入り口付近には採光の妨げになるようなポスターなどを貼らないようにした。 また深夜は9百ルクスから7百ルクスに調光して、節電にも取り組んだ。

こうした照明の配列変更や調光によって、電気使用量は照明部分だけで約一3%も削減した。 COZについては、温暖化防止のための国際会議、京都議定書の達成目標値は90年と比較して6%減のCOZ削減を求めている。
経団連(現日本経団連)も2000年に自主行動計画を作成してCOZの2000年度実績を超えないことを決め、コンビニ業界もそれに従うことになっている。 Sでは、90年度の電気使用量が1店舗あたり12万8千4百キローワットーアワー、○4年度では店舗の大型化などの影響もあり15万8千キローワットーアワーまで増えてしまっていた。
電気使用量を90年度に比べ6%削減することは○4年度の電気使用量を約30%も削減(約3万7千キローワットーアワー)することになる。 CO。
に換算すると14トンである。 電気使用量の削減はコスト削減にもつながるから、いろいろな取り組みが行われている。
Sは05年5月からM物産と組んで、九州地区約7百店を対象に電力の一括調達に乗り出した。 電力小売りの自由化によって調達先が選べるようになったためである。
これまでは地元の九州電力から供給を受けていたが、これをM物産からの割安な高圧電力に変更した。 M物産は「S」各店に変圧設備を設置して、九州電力から調達した電力をS向けに販売する。
6千6百ボルトの高圧電力を店舗に設けた変電器で百−2百ボルトに変圧して利用する。 当初、店舗の電気料金が従来より5%削減出来ると見ていたが、実際にはそれ以上、コストダウンが実現した。
この成果を踏まえて全国への拡大も視野に入れている。 店舗内で一番、電力使用量が大きいのは冷凍・冷蔵ケースであり、全体の30%を占めている。

夏のピーク時に合わせて冷却器の温度を設定し、そのままにしている店舗が多いという。

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